2025年1月の記事一覧
【理数科日誌】1年生・探究活動報告会
文部科学省「高等学校DX加速化推進事業(DXハイスクール)」に関する取り組みの一環として、2024年10月に理数科1年生を対象としたデータサイエンス実験教室を行いました。この実験教室をきっかけに、1年生の生徒たちは自らの興味・関心に基づき探究活動を進めてきました。1月14日(火)、その成果を発表する報告会を本校やまぼうし会館で実施しました。
データサイエンスの実験教室、探究活動の様子、事前準備の様子は下記リンクからご覧ください。
報告会はポスターセッション形式で実施し、来場した保護者に向けて各グループが探究内容の発表を行いました。
セッション後半になると、よりよい発表をするためにタブレット端末を駆使して、ポスターには盛り込めなかった図や資料を提示するグループが出現!
報告会という限られた時間の中でも、学び、そして成長していく姿が見られました。平日にも関わらず、当日来場した保護者は30名を超え、活気あるポスターセッションとなりました。誠にありがとうございました。
計画当初は本校教員のみで実施することを検討しておりましたが、こうして保護者の皆様にお越しいただいたことで生徒にとって得がたい経験になりました。
大宮高校理数科は生徒・教員の力のみにあらず。保護者の皆様のご理解とご協力もまた、欠くことのできない「 力 」だと実感した報告会となりました。
【理数科日誌】理化学研究所見学会
12月18日(水)、本校の1・2年生の希望者20名が、理化学研究所和光地区を見学しました。毎年お世話になっている理化学研究所ですが、今年は「開拓研究本部 鈴木地球・惑星生命科学研究室」と「脳神経科学研究センター 数理脳科学研究チーム」にお世話になりました。
鈴木地球・惑星生命科学研究室では、主任研究員の鈴木志野先生に、地球の極限環境に存在する微生物や、生命の起源に関する講義を受けました。「生命の起源は海ではなかった」という説には生徒たちも大変驚かされ、興味深く話を聞いていました。また、研究室に在籍している大学院生の方々にもお時間をいただき、高校時代に取り組んでいたことや研究者を志した理由など、貴重なお話を伺いました。
数理脳科学研究チームでは、特別研究員の吉田健祐先生から、睡眠中の脳神経の活動や睡眠中の学習に関する研究について、講義を受けました。知りたい現象を数理モデル化し、数学的に解析してからそれを実験で検証するという計算論的神経科学の手法を学び、数学が科学研究にどのように活用されているかを実感しました。その後、脳神経科学研究センターの展示室「BrainBox」で、体験を交えながら脳科学について学ぶことができました。
さらに、今回の見学では偶然にも両研究室に本校卒業生が在籍しているとのことで、鈴木地球・惑星生命科学研究室では直接お話を伺うこともできました。昨年度も別の研究室で卒業生にお会いしており、大宮高校の卒業生が様々な研究の場で活躍していることを実感しました。
お忙しい中、ご説明、ご案内をしてくださった理研の皆様、ありがとうございました。
(ニホニウムの原子番号113を二進法を使って両手で表す生徒たち)