2016年7月の記事一覧
山岳部 夏山合宿
連日快晴の中 『北アルプス』 を心ゆくまで堪能してきました!
だいぶハードではありましたが‥‥
1日目(7/19) 埼玉県→信濃大町→高瀬ダム→濁沢キャンプ場 コースタイム15分
関東は梅雨明け前だが、北アルプスには夏の日差し。タクシー5台を連ねて、高瀬ダムまでアプローチ。
しっかり体操しての出発だが、今日はトンネルをくぐって、吊り橋を一本渡ったらおしまいです。

濁沢は花崗岩質の砂地で、テント設営には最適です。サンダルでもビニール袋でも歩けます。

ただし、怖い掲示も...。 夕食は豚丼とサラダ。しっかり食べて、寝て、明日に備えよう。
2日目(7/20) 濁沢→ブナ立尾根→烏帽子小屋(テント設営)→烏帽子岳往復 コースタイム6時間35分

湖の向こうに表銀座が見えました。3時起床、4時50分出発。部長、ザックが折れているよ。

ここからいよいよ北アルプス三大急登(標高差1,378m)が始まります。しっかり給水しよう。
すぐさま金属製の階段が出現して不安になるが、最初だけ。能率良く標高を稼げる尾根です。

中央写真に木があるポイントまで来ると、高山らしさが出てきます。木々の間から南沢岳も望める。

空が近づいてきました。あと少し、あと少し。そしてついに烏帽子小屋にたどり着きました。時刻は10時ちょうど。

小屋の前はチシマギキョウ(?)の大群落。コマクサやミヤマキンバイ(?)も咲き誇っていました。きれい!

前烏帽子岳で記念撮影。(悪天候になる前に撮っておこうね) では、烏帽子岳2628mへ。

鎖場を一つ越えると、狭い絶頂に至ります。背後には立山と剱岳。贅沢な展望です。




約1時間、昼寝をしたり、溝に入って出られなくなったり、本当のてっぺんに上がってみたり...。

烏帽子小屋下のひょうたん池ほとりにテントを張り、まずは専用シートで髪と頭皮のお手入れから。

夕食はポトフでした。このテント場、水辺のせいか異様に虫が多い。私たちが臭いからなのか?
3日目(7/21) 烏帽子小屋→野口五郎岳→水晶岳→鷲羽岳→三俣山荘 コースタイム10時間

オニオンスープ・スライスチーズ・パンの朝食を摂って、外に出るときれいな朝焼けでした。3:57出発。

月明かりに照らされた赤牛岳と薬師岳、昨日登った烏帽子岳と立山連峰がくっきりと見えました。

今回の最終目的地、槍ヶ岳が姿を現しました。その前に越えねばならぬ山々がたくさんあります。

今年は残雪量が少ないようです。初めて雪に接しました。 ハクサンイチゲ(?)アオノツガザクラ(?)

野口五郎岳の五郎は「岩がゴロゴロしている」ことに由来します。本当ですよ。

水晶岳にうっすらと雲がわき始めています。3年生、槍のポーズ。天気を気にしながら、東沢乗越へ下ります。
水晶小屋手前は下りだったらいやな所です。黒部五郎岳の大きなカールと鷲羽岳が姿を現しました。

鷲羽岳への登り返しがきつそう...。とおもいきや、頂上ではみんな笑顔でした。14:17登頂。

実は鷲羽岳から三俣山荘の下りが急な上に、岩が不安定で大変でした。15:47三俣山荘着。

すぐそばにせせらぎが流れる環境、整地不要の平らな地面、水晶・鷲羽・槍ヶ岳も見える最高のテント場。

夕食は麻婆豆腐でした。せせらぎで冷やしたフルーツも召し上がれ。
4日目(7/22) 三俣山荘→三俣蓮華岳→西鎌尾根→槍ヶ岳→殺生ヒュッテ コースタイム8時間55分
4時3分出発。槍の穂先に立つ日です。鷲羽岳の南側の肩から朝日が昇りました。まずは三俣蓮華岳へ。

写真はありませんが、三俣蓮華岳からは白山が見えました。双六岳付近は山並みがおだやかです。
双六小屋で水を補給したら、いよいよ西鎌尾根へ。




岐阜県側から風が吹き上がり、少々ガスも出ましたが、たいしたことはありませんでした。ラッキーです。

千丈沢乗越からは最後の頑張り。 穂先は近い。 ♫ アルプス一万尺の小槍も見えたぞ。

さあ、槍ヶ岳山荘に着いたぞ。まだ12時40分。予定より2時間も早い。みんな強かったなあ。

11月の裏妙義、5月の両神山の経験を踏まえて、穂先によじ登る。ヘルメットも4個持参。

学校の校舎にアルミのはしごを立てかけた練習もここでいかす。天まで登るようなはしご。あとわずか!


31段9m角度80°のはしごをクリアすると、3180m槍ヶ岳山頂! 全員が無事に登頂、無事に下山。

槍ヶ岳山荘のテント場には2番乗りしたのですが、サイトが狭いのと、風が強そうなのと、明日早く帰りたいなど
の理由から殺生ヒュッテまで下りてしまうことにしました。

槍ヶ岳を見下ろすテント場は絶景ですが、整地には苦労しました。最後の夕食はスパム丼、うまい!
5日目(7/23) 殺生ヒュッテ→横尾→上高地→新島々→松本→埼玉県 コースタイム6時間50分

最後の夜まで雨は降りませんでした。槍ヶ岳も星と月明かりに照らされます。 4時15分出発。常念岳が見えました。

槍沢のU字谷を歩きます。布団で寝られるのがうれしいような、山を離れるのがさみしいような。

今日は土曜日。すれ違いが多いと予想して、3隊で行動。右の写真はババ平で休む3年隊。
槍沢ロッジの前に「槍が見えるよ」と書かれた望遠鏡が。のぞくと、頂上に人がいるのまで見えました。見納めだなあ。

河原が広がってきて、終着点が近いことを感じさせられます。明神岳の岩場の下を通り過ぎます。

河童橋10時43分到着。松本電鉄に揺られながら、受験勉強を再開する者、とりあえず寝る者、
スマホに見入る者...。天候と仲間に恵まれて4泊5日、コースタイム32時間20分の裏銀座縦走は
無事に終了しました。雨にたたれた3年前のみなさんには申し訳ないほどの好天でしたが、参加した
部員には一生の宝になる経験を積むことができました。次回からは1・2年生だけで登ります。
関東は梅雨明け前だが、北アルプスには夏の日差し。タクシー5台を連ねて、高瀬ダムまでアプローチ。
しっかり体操しての出発だが、今日はトンネルをくぐって、吊り橋を一本渡ったらおしまいです。
濁沢は花崗岩質の砂地で、テント設営には最適です。サンダルでもビニール袋でも歩けます。
ただし、怖い掲示も...。 夕食は豚丼とサラダ。しっかり食べて、寝て、明日に備えよう。
2日目(7/20) 濁沢→ブナ立尾根→烏帽子小屋(テント設営)→烏帽子岳往復 コースタイム6時間35分
湖の向こうに表銀座が見えました。3時起床、4時50分出発。部長、ザックが折れているよ。
ここからいよいよ北アルプス三大急登(標高差1,378m)が始まります。しっかり給水しよう。
すぐさま金属製の階段が出現して不安になるが、最初だけ。能率良く標高を稼げる尾根です。
中央写真に木があるポイントまで来ると、高山らしさが出てきます。木々の間から南沢岳も望める。
空が近づいてきました。あと少し、あと少し。そしてついに烏帽子小屋にたどり着きました。時刻は10時ちょうど。
小屋の前はチシマギキョウ(?)の大群落。コマクサやミヤマキンバイ(?)も咲き誇っていました。きれい!
前烏帽子岳で記念撮影。(悪天候になる前に撮っておこうね) では、烏帽子岳2628mへ。
鎖場を一つ越えると、狭い絶頂に至ります。背後には立山と剱岳。贅沢な展望です。
約1時間、昼寝をしたり、溝に入って出られなくなったり、本当のてっぺんに上がってみたり...。
烏帽子小屋下のひょうたん池ほとりにテントを張り、まずは専用シートで髪と頭皮のお手入れから。
夕食はポトフでした。このテント場、水辺のせいか異様に虫が多い。私たちが臭いからなのか?
3日目(7/21) 烏帽子小屋→野口五郎岳→水晶岳→鷲羽岳→三俣山荘 コースタイム10時間
オニオンスープ・スライスチーズ・パンの朝食を摂って、外に出るときれいな朝焼けでした。3:57出発。
月明かりに照らされた赤牛岳と薬師岳、昨日登った烏帽子岳と立山連峰がくっきりと見えました。
今回の最終目的地、槍ヶ岳が姿を現しました。その前に越えねばならぬ山々がたくさんあります。
今年は残雪量が少ないようです。初めて雪に接しました。 ハクサンイチゲ(?)アオノツガザクラ(?)
野口五郎岳の五郎は「岩がゴロゴロしている」ことに由来します。本当ですよ。
水晶岳にうっすらと雲がわき始めています。3年生、槍のポーズ。天気を気にしながら、東沢乗越へ下ります。
水晶小屋手前は下りだったらいやな所です。黒部五郎岳の大きなカールと鷲羽岳が姿を現しました。
鷲羽岳への登り返しがきつそう...。とおもいきや、頂上ではみんな笑顔でした。14:17登頂。
実は鷲羽岳から三俣山荘の下りが急な上に、岩が不安定で大変でした。15:47三俣山荘着。
すぐそばにせせらぎが流れる環境、整地不要の平らな地面、水晶・鷲羽・槍ヶ岳も見える最高のテント場。
夕食は麻婆豆腐でした。せせらぎで冷やしたフルーツも召し上がれ。
4日目(7/22) 三俣山荘→三俣蓮華岳→西鎌尾根→槍ヶ岳→殺生ヒュッテ コースタイム8時間55分
4時3分出発。槍の穂先に立つ日です。鷲羽岳の南側の肩から朝日が昇りました。まずは三俣蓮華岳へ。
写真はありませんが、三俣蓮華岳からは白山が見えました。双六岳付近は山並みがおだやかです。
双六小屋で水を補給したら、いよいよ西鎌尾根へ。
岐阜県側から風が吹き上がり、少々ガスも出ましたが、たいしたことはありませんでした。ラッキーです。
千丈沢乗越からは最後の頑張り。 穂先は近い。 ♫ アルプス一万尺の小槍も見えたぞ。
さあ、槍ヶ岳山荘に着いたぞ。まだ12時40分。予定より2時間も早い。みんな強かったなあ。
11月の裏妙義、5月の両神山の経験を踏まえて、穂先によじ登る。ヘルメットも4個持参。
学校の校舎にアルミのはしごを立てかけた練習もここでいかす。天まで登るようなはしご。あとわずか!
31段9m角度80°のはしごをクリアすると、3180m槍ヶ岳山頂! 全員が無事に登頂、無事に下山。
槍ヶ岳山荘のテント場には2番乗りしたのですが、サイトが狭いのと、風が強そうなのと、明日早く帰りたいなど
の理由から殺生ヒュッテまで下りてしまうことにしました。
槍ヶ岳を見下ろすテント場は絶景ですが、整地には苦労しました。最後の夕食はスパム丼、うまい!
5日目(7/23) 殺生ヒュッテ→横尾→上高地→新島々→松本→埼玉県 コースタイム6時間50分
最後の夜まで雨は降りませんでした。槍ヶ岳も星と月明かりに照らされます。 4時15分出発。常念岳が見えました。
槍沢のU字谷を歩きます。布団で寝られるのがうれしいような、山を離れるのがさみしいような。
今日は土曜日。すれ違いが多いと予想して、3隊で行動。右の写真はババ平で休む3年隊。
槍沢ロッジの前に「槍が見えるよ」と書かれた望遠鏡が。のぞくと、頂上に人がいるのまで見えました。見納めだなあ。
河原が広がってきて、終着点が近いことを感じさせられます。明神岳の岩場の下を通り過ぎます。
河童橋10時43分到着。松本電鉄に揺られながら、受験勉強を再開する者、とりあえず寝る者、
スマホに見入る者...。天候と仲間に恵まれて4泊5日、コースタイム32時間20分の裏銀座縦走は
無事に終了しました。雨にたたれた3年前のみなさんには申し訳ないほどの好天でしたが、参加した
部員には一生の宝になる経験を積むことができました。次回からは1・2年生だけで登ります。