2013年6月の記事一覧
山岳部は谷川岳へ行ってきました。
6月8日(土)9日(日)で夏山訓練山行として、谷川岳へ行ってきました。
道がわからなくなって、雪渓へ迷い込んだり、雄大な景色を眺め、雪と戯れたり、充実感
いっぱいの山行でした。
谷川岳への登山は、土合駅の中の階段登りから始まる・・・。
9:56土合駅に到着。意外にも他にも降りた 下から見上げる地上部。あそこまで486段
乗客たちがいた。 の階段!を上る。
上がうっすらと明るい。
上から下のホームを見るとこんな感じ。
三角屋根の地上の土合駅舎。きれいな
駅の中だけでバテてしまう・・・。 駅でした。 10:20出発。
始めは湯桧曽川に沿って新道の広い道を行く。 何度か沢を越えて、上流へ進む。
新緑が気持ちいい。 途中、河原に出る。
雪解けで川の水量も多い。 沢を飛び石で越える。足が短い人は難しい。
11:45 JR見張小屋に着く。「見張」って送電線 そこを越えていくと雪が残っていた。
の鉄塔でも見るのだろうか。中には入れない。
ところどころ道が崩れているところがある。そういうところは慎重に・・・。おおっと!
川の部分に雪が残っていた。スノーブリッジのようになっている。でも崩壊することがある
ので気をつけないとね。
最後の武能沢を渡るとここから尾根に入る。 ここからはひたすら尾根を上っていく。
ここで二人、コケて足を濡らしたヤツがいた。
七ッ小屋山がだんだん目の高さに近づいて 13:50 途中の鉄塔で休憩。土合方面を望む。
くる。
その先で雪で埋もれて登山道がわからなく 14:40 白樺避難小屋。小さいねえ。
なっているところがあった。なんとか探して進む。
その先。また雪渓で登山道が隠れて方向が 何とか尾根に登ったが、違う!こんなとこ
わからない。沢沿いに上かな?と思って登っ じゃない!撤退っ。しかし下りることも無理!
たが、傾斜も急で違うような・・・?
絶体絶命のピンチ! 
何とか下りて(一部は滑り降りて)元に戻ると、 そこで1時間以上ロスした。その沢の次の
なんと反対側に道らしきものが・・・。雪渓を 沢は、上っていくのが正しかった。
横断すればよかった。反省しきりです。
生徒は「遭難」とまで言っていました。
ようやく稜線が近づいてきた。 ふと見ると、向こう側の朝日岳がきれい。
「もう、疲れたなあ・・・」 なんか雲いきまで怪しくなってきた。
「早く着かないかなあ・・・。」
17:10 やっと蓬峠に着いた。本当にお疲れ 今夜はけんちん汁と挽肉のあんかけ。
さまでした。テントに潜り込むと雨が降って
きた。
疲れきった体にはすばらしいごちそうでした。 翌朝(夜)は午前2時半起床。空は満点の
7時半に寝る。 星空でした。(うまく表示されるかな?)
4時ごろには東の空が明るくなってくる。 午前4時過ぎには出発準備が整った。!
朝焼けがきれいだが、やはり天気は翌日 武能岳目指して、4:25、出発だ!
から悪くなった。
武能岳へ登る途中でご来光。 皆、ご来光に見とれて、撮影に夢中。
北側の七ッ小屋山方面。朝日がまぶしい。 5:10 武能岳到着 背景は茂倉岳、一ノ倉岳
ここからは160㍍下って380㍍登り返さねば 茂倉岳への、笹原のなかの登り。
ならない。
途中、休憩しながら登る。もうちょっと! 景色も良く、気持ちはいいけど・・・。
ここからは、傾斜は緩くなる。
雪の上を踏みしめて歩く。 7:00 茂倉岳山頂に到着。ここは写真を
撮って、そのまま行く。
一ノ倉岳までは20分。雪稜へ出る。 雪の稜線を登る。
なんか、冬山みたい。 かっこいい!
一ノ倉岳山頂が見えてきた。 一ノ倉岳山頂に到着。お疲れさま~。5人も
入れば一杯になりそうな避難小屋がある。
ここでのんびり25分も休憩してしまった。 7:50 いよいよ谷川岳へ向けて縦走開始。
右側は一ノ倉沢の断崖絶壁。 のぞき込むと数百㍍の谷底まで見える。こわっ
谷川岳は山頂が二つある双耳峰である。 北側のオキの耳は1977㍍。
南側のトマの耳は1963㍍。9:03到着。 天気に恵まれ、朝日岳や、巻機山もよく見え
る。うーん最高!
頂上下の雪田を下る。10:00 45度の急斜面! これは怖い!
山頂に1時間近くいたことになる。 ・・・ん? よく見ると背景が・・・?
じつはこんな感じでした。なんちゃって。 本人の名誉のために言っておきますが、
ありませんから・・・。
西黒尾根を下る。ここの岩場も結構怖い。 眺めは抜群。朝日岳が常に見える。
ザンゲ岩のそばを通る。ここでザンゲでなく、 人も多いので石を落とさぬよう、自分も落ち
好きなコの名前を叫んだ人がいた。
ないように、慎重に下っていく。
迫力のある道が続く。 下ってきた道を振り返る。遠くから見るとそれ
ほどでもないが、実際は結構、大変である
こんな感じで下ること1時間・・・。 滑りやすい岩場が続く。実際、事故も起こって
いる。
11:10 ラクダのコブと言われるピークで一休み。 ここからも鎖場が続く。
鎖場の通過は慣れないことや人数が多い それでも下るにつれて、だんだん樹林が多く
こともあって、時間がかかる。 なってくる。
最後の2時間弱は、樹林帯の中。石が多く 13:25 ついに車道に出た。やったー!
歩きづらい。 お疲れ~!
13:30 登山指導センターに着く。休憩と反省 谷川岳で遭難した人たちの慰霊碑の前で。
会をやってここで1時間過ごす。 山の先輩たちの勇気に、黙祷、合掌。
14:30 出発。 ここに名前が載りませんように・・・。
さらに下っていくと土合駅が見えてきた。 15:00土合駅に到着。おつかれさまでしたっ!
15:31発の電車で帰る。 おなじみ湯桧曽のループ線。下に見えている
線路にぐるりと回って下っていく。
今回、本格的に道がわからなくなってしまい、一時はどうなるかと思いました。
ひたすら反省しきりです。その後は天気にも恵まれ、充実感ありすぎる山行でした。
次回は7月の夏山です。
体育祭に参加した山岳部
6月5日(水)に開かれた体育祭で、山岳部は部活動対抗リレーの部活動紹介部門に出場
しました。目立っていたかもしれませんがちょっと恥ずかしかった・・・。
6人・1チームでで走ります。 テントを担いで走る!
看板も持って「漢(おとこ)の中の漢(おとこ)」 でもこれで走るのは、結構大変なんです。
だって・・・。
今週末の土日は、谷川岳への山行を計画しています。疲れが残らなければ
いいのですが・・・。