2012年7月の記事一覧
山岳部 南アルプス夏山合宿
7月21日(土)~24日(火)に南アルプス・北岳~塩見岳まで
3泊4日で縦走してきました。
初日から雨でずぶ濡れ!ハードな山行でした。

3日目の雲海 3日目 塩見岳をめざして。
7月21日(土)1日目

今回も115系。 最近は窓の開く車両も少なくなった。
12:55広河原着。着いた途端、雨がざあざあ とりあえずは合羽を出す。と、約1名「忘れた」
降ってきた。(T_T) と言う奴がいて「なに~っ!」ここで撤退か?
降ってきた。(T_T) と言う奴がいて「なに~っ!」ここで撤退か?
「雨は上がる」、と勝手に期待して13:10出発。 雨の中、白根御池小屋を目指して登る。
「中止かも」と思ったが、バス停から一歩も歩か 結構降っている。
ないで引き返すのはなあ・・・。 いつのまにかずぶ濡れ。
だめなら引き返せばいいや。
道がトラバース(水平)になるともうすぐ小屋だ。15:30 白根御池小屋に着く。雨の中の
テント設営もいい経験、ということで・・・。
今日の夜はカレーライス。冷えた体におい 池の向こうにぽつんと我がテントが。
しいカレー。 合羽がテントの上にある。もうやけくそ。
7月22日(日)2日目

朝は2:30起き!朝御飯におかずのウイン 4:30 雨もあがった。さあ、北岳山頂めざして
ナーを焼く。 出発だ!
途中雪が残っていた。 通称「草スベリ」500㍍の急登!
途中で休憩。多少晴れ間も見えてきた。 北岳も見えてきた。このまま晴れてくれれば
いいのだが・・・。
お花畑が見えてきて、6:15二俣からの道と 6:20 稜線に出る。向こうに甲斐駒ヶ岳が
合流する。 見えた。
続いて仙丈ヶ岳が見えてきた。 少しずつだが高度を稼いでいこう。
なかなか険しい。思わず「もうすぐ頂上 そんなわけもなく6:50北岳肩ノ小屋へ到着。
じゃないの」と思ってしまうくらい。
だいたいここらが標高3000㍍。もう750㍍ さらに登ること40分、あれが頂上か?
登った。あと200㍍登らなきゃ。(^^;)
7:15出発。
8:00ついに北岳山頂に到着。標高3193㍍! 登頂した気持ちを体で表現してみよう。
やったぜ! し、しか し、ガスで眺めは・・・。(T_T) 30分
いたが、 結局晴れずじまい。
8:30 眺めはあきらめて下山開始。北岳は南側のほうに難所がある。慎重に行こう。
ガスの中を下り・・・ うーむ、なかなかてこずる。
9:25北岳山荘まで降りてくれば、ほっと一息。 北岳山荘。トイレ使用は500円だって!
9:40出発。
中白根への登り。実はここが意外とツラい。 でも登らなきゃ、着かないし・・・。
えっちら、おっちら登ろう。
あえぎながら登ること40分、頂上が見えて 10:20 中白根山到着、しかし眺めゼロ・・・・
きた。 (T_T)
仕方ないので10:40出発し、間ノ岳へ。 11:45間ノ岳到着。でも、せっかく登っても
この登りもさっきに増してツラい! このガスじゃなあ・・・。
全員で「決めのポーズ」。
12:00には間ノ岳出発。と、途中で雷鳥発見! 三峰岳(みぶだけ)への稜線もガレ場が
まだ幼鳥らしい。かわいい声で鳴いていた。 がある。慎重に。
12:40三峰岳(みぶだけ)。この天候では 霧の中でつまんない。
頂上にいる時間はだんだん短くなり、
ついには三峰岳は通過!
三国平のやや上と思われる地点で休憩。 三国平は通過。晴れていれば眺めがいい。
7月23日(月)3日目
熊ノ平には14:05到着。今日はここでおしまい。 今朝も2:30起床。暗い中の出発準備。
また雨が降り始めた(泣)
東の空が白み始めた。今日は快晴か? 農鳥岳をバックに。4:30出発。3日目、今日は
長いぞ。
尾根に出ると西の伊那谷方面は雲海!部員たちも思わず「イエーイ」3日目にしてようやくいい景色を見ることができた。
どうです、きれいでしょう! 部員たちも写真を撮りまくり。
前方はるかに塩見岳を望む。あそこまで 振り返ると昨日通ってきた峰々が見える。
行くのか・・・。 昨日も晴れていたら・・・。
東の農鳥岳からは朝日が昇ってきた。 5:50竜尾見晴にて休憩。
雲海はまだきれい。 北荒川岳への登り。
7:17北荒川岳到着。眺めのいいところである。いい天気で思わず「イェーイ」7:40出発。
「さあ、行こう、塩見岳へ向けて!」 とはいっても塩見岳への道はキツそうな登りである。
それでも一歩ずつ登っていこう。 「坂の上の雲」だけを見つめて一歩一歩
登っていく。
などと言っていると雲が湧き出てきた。 見上げるような登り坂である。北俣岳分岐の
稜線まであと少し!
北俣岳分岐を9:25通過。最後の登りにかかる。登っていると右側から雲が湧いてきた・・・。
頂上が見えてきた。 あと少し!
やったー!10:00ついに山頂に着いた! 頂上で一息。やれやれ。しかし、ここでも雲の
中になってしまった・・・!
一瞬、雲が途切れることもあるが・・・・。 結局10:40に東峰を出発し、西峰は通過。
東峰から西峰を望む。
塩見岳最大の難所。慎重に、慎重に・・・。 緊張の中にも余裕の笑顔。
実際、この数時間後にここで滑落した人が あと少し!
いて、ヘリコプターが出動していた。
ようやく危険な箇所は抜けた。 振り返ると、塩見岳は雲の中。
11:45 塩見小屋に無事到着。15分休憩。 水が1㍑500円!ヘリで運ぶから仕方ない
のか・・・。
本谷山の登りまでは、樹林帯の水平な道。 夏雲が湧いてきた。
楽ちんである。
13:40本谷山。塩見岳がまた見えてきた。 本谷山からの塩見岳。このころヘリの音が
やたらに聞こえてきた。滑落したのはこの
ころか。
14:45三伏峠にやっと着いた。標高2615㍍。 ようやく、ゆっくりテント設営や調理が外ででき
る。
水場は下り10分。ちょっと遠い。 外でゆっくり晩ごはん。皆の表情にも余裕が
見られる。
7月24日(火)4日目
今朝は3時起床。4時半に東の空が明るく 4:45いよいよ下山の日。今日で山ともお別れ。
なってきた。 出発準備。
さようなら、塩見岳。 5:15鳥倉林道に向けて出発。
ぐんぐん下っていく。 カラマツ林が出てくるとバス停は近い。
下り始めてわずかわずかに1時間半。 6:52 ついに終点、鳥倉登山口バス停に
もうすぐ林道か。 到着!お疲れさまー。
9:10発のバスが来るまで2時間もある。 バスは2時間近く乗る。
8時半頃、反省会を行っていたらこの直後 バスの中では皆、居眠り。
バスが来た。
11:00飯田線・伊那大島駅に到着。ここでも 12:01発の電車に乗って・・・。
電車が来るまで1時間待ち。でも、ま、いいか。
途中上諏訪駅のホームにこんなモノが! 電車を待つ間、皆で足湯につかって、
くさい足を洗う いや、疲れをいやす。
大宮到着は結局8時過ぎになりました。
大宮到着は結局8時過ぎになりました。
今年の夏山は前半は天候に恵まれませんでしたが、雲海を
見ることができました。
生徒諸君は本当にお疲れさまでした。山行きはしばらくお休み
で次回の山行きは、9月下旬以降を考えています。