山岳部 2月の山行
山岳部は2月の中旬に長野県の黒斑山に登りました。
黒斑山は積雪期の入門コース。寒波が話題となったこの冬ですが、今日は平地で17℃。
山の上で0℃、無風、快晴。これ以上は望めないという絶好のコンディションでした。
さいたま新都心からバスで3時間余り。車坂峠の標高はすでに2000mほど。
☁ベースの天気予報でしたが、徐々に青空が広がり、気分は高揚。
さっそくアイゼンを装着しますが、毎年恒例で、誰かがうまく付けられません。
よってたかってお世話をする者、周りで様子見をする者。
「さあ、行くよ。」前方に見えているのが黒斑山。
わざとトレース(踏み跡)を外れると、膝の上までズボッとはまります。積雪は150cm
雪の❤マーク。もしくは初心者マーク?
車坂山付近からは、ときどき黒斑山を仰ぎ見ることができます。
薄い雲に覆われていた浅間山が見えてきました。さあ、もう少し近づいてみよう。
トーミの頭への登りは、右側に注意。写真で見るほど怖くはありません。
そのトーミの頭からは目指す黒斑山がもう間近。あと20分くらい。
黒斑山に登るのはこの浅間山を見るため。みんなは「ガトーショコラ」に例えます。
黒斑山を通過して外輪山を北上。樹林帯に入ると音が雪に吸い込まれて静寂の世界。
蛇骨岳まで来ました。展望抜群。富士山、奥秩父、八ヶ岳、中央アルプス、北アルプス、妙高山、
四阿山、岩菅山、谷川連峰、上州武尊山、至仏山、日光白根山、男体山...と忙しい。
今日は元祖画伯と新生画伯がおよそ半年ぶりに共演。噴煙を上げる浅間山を描きます。
左:元祖画伯作 右:新生画伯作 今日は、絵の具が凍ることなく描けました。
蛇骨岳から先、仙人岳まで足を伸ばします。もう、下山する人も多く、次第に占有状態になってきました。
浅間山の噴火警戒レベルは「2」。火口周辺2kmが立ち入り規制中なので、今日はここが終点。
仙人岳からは浅間山がほんとうに近い。噴煙を仰ぎ見ながら、「生きている火山」を実感します。
黒斑山と蛇骨岳は人が多かったものの、仙人岳は私たちだけ。なんとも贅沢で充実した時間。
何度も浅間山を振り返りながら、来た道を戻ります。
いい山だったなあ。いい天気だったなあ。しみじみ。
3月は奥秩父。三条の湯に泊まって、飛龍山に登ります。