部活動日誌(R2.2~ )

山岳部 6月の山行

山岳部は6月の下旬に尾瀬の燧ヶ岳に登りました。

 

左が今回、右が2年前の8月の山行です。同じ場所で撮ってみました。

前回の目的地は至仏山(しぶつさん)、今回の目的地は写真に写っている燧ヶ岳(ひうちがたけ)です。

続きもご覧ください。

  

初日はワタスゲの咲く尾瀬ヶ原を燧ヶ岳の麓(見晴)まで歩きます。水平な道だからラクラク。

振り返れば、2年前に登った至仏山。あのときは、山頂から何にも見えませんでした。

果たして今年は?

 

「せーの、ジャンプ!」と叫んでみましたが、タイミングがバラバラでした。

今年もボッカさん(山小屋に荷揚げする人)とすれ違いました。たくましい。

 

竜宮付近で通行止めの長沢道と合流。当初はこちらから来る計画でした。またの機会に。

小さな橋の上で1枚。ちょっとした川ですが、ここが群馬県と福島県の県境、関東地方と東北地方の境です。

この小川は尾瀬沼からやってきて、只見川となり、阿賀野川となり、新潟付近から日本海に注ぎます。

 

夕方の調理風景。メニューは炊き込みご飯と豚汁でした。少し米が固かったけどOKです。

 

山小屋が集まるキャンプ場の周辺。いつの間にか部員がこんなごちそうを注文したようです。

画伯は燧ヶ岳を1枚。画伯の絵を鑑賞できる機会も、残りわずかになってきました。

 

2日目。標高が上がると沢状の地形に残雪が現れました。次第に展望が開け、富士山を発見。

  

昨日歩いた尾瀬ヶ原と至仏山が見えました。広々としています。梅雨時にしては幸運です。

そして、燧ヶ岳最高地点の柴安ぐら(2356m)。東北地方最南部にして、東北地方最高地点に到着。

  

柴安ぐらからの下りが今回の核心部。急な雪田の下りはちょっとハラハラ。数人、尻餅。

続いて登頂したのが俎ぐら(まないたぐら・2346m)風がビュービュー吹いていて、吹き飛ばされそう。

 

俎ぐらからは眼下に尾瀬沼が見えます。日本百名山が20座ほど確認できる360°の展望。

それでは、尾瀬沼に向かって下りましょう。尾瀬ヶ原ではほぼ終わっていた水芭蕉が見られるかも。

 

ミノブチ岳で一生懸命に石を積む部員。ここからは更に尾瀬沼がきれい。背景は日光の山々。

 

浅湖(あざみ)湿原に下りてきました。振り返ればさっきまでいた燧ヶ岳が大きい。

そして、ここできれいな水芭蕉を発見!やっと出会えました。

尾瀬ヶ原より標高が高いので、まだ残っていたようです。

 

尾瀬沼の南岸を歩くと、尾瀬沼越しに燧ヶ岳を望めるスポットがあります。

少し水面が揺れていたので、「逆さ燧」とはいきませんでしたが、みんな大満足です。

 

いつもご覧いただき、ありがとうございます。山岳部のホームページを編集している主顧問です。

私事ですが、今回の燧ヶ岳で、山岳部の引率100回に到達しました。

これまで大きな事故等なく、無事に山行を実施することができています。

これは、私を支えてくださる副顧問の先生方、転勤後も山行に来てくださる元顧問の先生方、

卒業後も一緒に歩いてくれる卒業生、そしてもちろん登山の経験値をあげようと努めている

現役部員のみなさん、さらにその部員のみなさんのご家族のおかげです。

これからも、少しきついけれど楽しく充実した登山ができるように、

卒業生が一人でも山を歩ける自立した登山者になれるように活動をしていきたいと思います。

今後ともどうぞよろしくお願いします。