芝浦工業大学の後藤准教授による基礎プログラミング講座(1年生向け)
1月25日(土)の放課後に、DXハイスクール事業の一環として、
芝浦工業大学の後藤准教授を講師にお迎えし、Pythonの基礎講座を開催しました。
後藤准教授をはじめ、大学院生1名、学部生2名の計4名の体制でご指導いただきました。
本講座は1年生を対象に、春に学んだ「情報Ⅰ」のプログラミングの内容をベースとして、基礎を丁寧に指導していただきました。
また、学部生・大学院生がTA(ティーチングアシスタント)となり、個別にサポートする体制が整えられていました。
講座の冒頭では、順次構造についてPythonの仕様やデータ型について丁寧に解説していただきました。
この解説のおかげで、生徒たちは計算がうまくいかない仕組みをしっかり理解した上で学習を進めることができました。
次に、分岐構造について、これまで学んだ順次構造の考え方を交えながら演習を重ねました。
これまでプログラムを考えて作成することが苦手だった生徒も、しっかりと理解して作成できるようになり、
想定通りの実行ができたことで嬉しそうに取り組んでいる生徒の様子が伺えました。
続いて、反復構造の仕組みについて解説いただきました。
if文とfor文を組み合わせた演習では、分岐が失敗する例も交えながら、生徒自身が解決法を考える場面があり、
主体的な学びが促されました。
最後に、配列の仕組みについて、これまで学んだ内容の応用を含めた実践的な演習を行いました。
また、今回触れなかった内容については、解説付きの問題を用意していただき、
生徒たちが自主的に学習を進められるような工夫もされていました。
本講座を受けた生徒からは「プログラミング分野の学び直しができて理解が深まった」「もっと教わりたかった」といった声が多数寄せられ、とても好評でした。
今年度初めて実施されたDXハイスクール事業の一環としてのプログラミング講座は、「情報オリンピック参加者向けの実践的な講座」や、「情報Ⅰの学び直しを目的とする基礎講座」として、どちらも大きな需要があることが分かりました。今後も、大学などの機関との連携を図り、よりニーズに応じた講座を実施してまいります。