カテゴリ:空手道部
【空手道部】第3回 級位審査会
3/16(日)に開催された第3回 級位審査会(会場:さいたま市立浦和高等学校)に参加しました。
3級の1年生部員4人が受審し、全員 2級 に合格しました!
空手道部は経験者だけでなく、初心者も大歓迎です!
【副部長コメント】
期末考査後のタイトなスケジュールの中、審査会に向けて部員が互いに支えあって形と組手の稽古に打ち込んできました。日々の積み重ねが評価され、無事に全員2級に合格することができました!
形は立ち方の改善が必要だと全員共通で指摘されたので、普段の稽古で重点的に強化していきたいです。組手は、試合よりも短い時間のなかで、初見の相手と戦うことに焦ってしまった部員が多かったので、どんな相手にも対応できる組手ができるようにしていきたいです。
「自分達にできることはすべてやりきった!」と思っていただけに、本番で力を出しきれなかったことを嘆く部員もいました。技術的な成長は実感していますが、プレッシャーのかかる場面での対応力が必要だと感じました。練習メニューを見直すなどして、欠けている部分を改善していきたいです。
【顧問より】
前回の級位審査会で全員3級を認定され、白帯から茶帯になりました。当面の目標は、段審査の受審資格のひとつでもある1級の取得です。3級から1級への飛び級は余程のことがないと難しいですから、今回の審査で全員が2級に合格できたことは、前回から今回までの間にしっかりと稽古に励み、順調に成長した証でもあります。
審査後に返却された評価用紙には、形の演武において「立ち」の安定性を欠いていることが指摘されていました。審査で演武した慈恩(ジオン)は前屈立ち,後屈立ち,騎馬立ちといった松濤館流の立ち方の熟練度が如実にあらわれる形です。演武中にフラつくのは「正しく立てていない」ことが原因です。「立つ」ことなんて簡単じゃないか?と思うかもしれませんが、外見を真似ただけでは不十分で、体の内側まで正しく使う必要があり、一朝一夕に身につくものではありません。立ち方を見れば流派が分かりますし、熟練者は激しく動きながらも地面に吸い付いているかのような安定感があります。
4月は新入生勧誘,関東大会県予選と、空手道部として忙しいことはもちろん、大高生として日々の勉強も疎かにはできません。高校の部活動という限られた時間の中で、1級合格に向けていかに質の高い稽古を積み重ねられるか。次の審査会までの成長が楽しみです。
【空手道部】 選抜大会
2月1日(日)に開催された埼玉県高等学校空手道選抜大会(会場:さいたま市立大宮北高等学校)に出場しました。
本校からは男子部員1名、女子部員2名が個人組手に出場しました。
部員コメント
今回は組手のみの大会でした。個人で目標にしていた「自分から技を1つ決める」は達成することができました。前回の大会に比べて、諦めず最後まで攻めの姿勢を貫くことができ、自分自身の成長を感じることができました。
目標は達成できましたが、試合に負けてしまったことはやはり悔しいです。
先取ポイントを取られてしまったこと。安易に下がって相手が攻撃しやすい展開をつくってしまったこと。上段の攻撃への対応が甘かったこと。これらが敗因だと思います。また、相手の選手が逆体※で不慣れな部分があったので、あらゆる状況を想定した練習が必要だと、改めて感じました。
※ 逆体 … 右構え(オーソドックス)に対する左構え(サウスポー)のこと。
慣れない状況でも自分の技を自信もってできるように、体に染み着くまで練習をしていきたいです。
顧問より
今年度の選抜大会は従来の2部門(選抜の部、1年生の部)に「高入生の部(1,2学年に在籍し、高校から空手道を始めた生徒)」を加えた3部門で開催されました。昨年度まではクジ運が悪いと初心者が1回戦で全国レベルの実力をもつ選手と対戦することもありましたが、「高入生の部」が新設されたことで、実力の近い選手同士が安心して競い合う環境が整ったように思います。
部長は男子の「1年生の部」に挑戦し、女子部員2名は「高入生の部」にエントリーしました。1回戦を突破する、ポイントを取る、後の先ではなく先の先をとる、・・・。それぞれ試合前に目標としてた「課題」はクリアできたようですが、各部門で優勝できるのはたった1人。目標を達成する喜びと、敗北の悔しさ。その両方を糧に、成長してくれることでしょう。
(中学生の皆さんへ)
本校の空手道部は決して強豪ではありませんが、各自の目標に向けて日々稽古に励んでいます。
試合についても、顧問が部員に対して出場を強いることはありません。
自らの意思で、自らの行動を決める。「自己決定」を大切にしています。
経験者はもちろん、高校入学を機に新しい挑戦をしたい皆さん。ぜひ空手道部へ。
【空手道部】 第2回 級位審査会
11/10(日)に開催された第2回 級位審査会(会場:伊奈学園総合高校)に参加しました。
5級の1年生部員4人が受審し、全員 3級 に合格しました!
【副部長コメント】
午前の指定形講習会では、形の基本動作はもちろん、立ち方など、日ごろ見落としがちな部分まで丁寧に指導していただきました。特に「腰が高い」という指摘は、私にとって大きな気づきとなりました。また、膝の入り方や腰の切り方など、これまでなんとなく行っていた部分が、今回の講習会を通して明確になり、今後の稽古の参考にしたいと考えています。
午後の級位審査会では、全員が3級に合格できたことは嬉しいことですが、私をはじめ緊張のため、普段通りの実力を発揮できなかったという悔しさも残っています。特に、形では騎馬立ちなどの基本的な立ち方、組手では技の正確さなどが課題として浮き彫りになりました。
今回の経験を通して、改めて自分たちの課題を見つめ直すことができ、今後の稽古の方向性が明確になりました。3級合格を励みに、基本動作の徹底と技の研鑽に努め、さらなるレベルアップを目指したいと考えています。
【顧問より】
前回の級位審査会で全員5級を認定され、今回から上級での受審となりました。
全日本空手道連盟(全空連)の指定形と自由組手が審査され、その熟練度に応じて1級~4級が認定されます。
午後の級位審査会に先立って、午前中に指定形講習会が実施されました。本校の部員もその講習会で松濤館流の第一指定形「慈恩(ジオン)」の講習を受けました。空手道の形は、たとえ同じ流派の形であっても会派によって細部の解釈・動きが異なることがあります。指定形は、全空連がそういった会派ごとの差異や選手ごとのアレンジをなくして統一したもので、いわば「形の教科書」にあたるものです。そのため、決められた動きを決められた通りにやらなければなりません。形のことを「型」と表記する流派・会派があるのも、そういった理由からでしょう。
午前中の講習を経て、午後の級位審査会。
まずは指定形。副部長のコメントのとおり、顧問の目から見ても緊張している様子でした。4人それぞれに細かい課題はありますが、それでも現時点で出せるモノは出せたように思います。
続いて行われた自由組手の審査は、試合に比べてとても短い時間しかやりません。基本的な突きや蹴り、連続技を積極的に、かつ適切な間合いから出せるか。そして一つ一つの技をコントロール(寸止め)できているか。そういった基本的な部分が問われます。本校の部員はやや組手を苦手にしていますが、3級で求められる水準はギリギリですが満たせたようです(審査員の先生方の温情も多分に感じられましたが…)。
3級に合格したことで、白帯から茶帯に変わります。嬉しい反面、茶帯なりの実力が備わっていないと逆に恥ずかしい思いをするものです。当面の目標は初段、黒帯。茶帯に見合う練度、そして黒帯に挑戦できる実力を身につけるべく、部員4人で切磋琢磨しながら稽古に励んでくれることでしょう。
【空手道部】 新人大会
11月3日(日)、11月4日(月)に開催された埼玉県高等学校空手道新人大会(会場:スポーツ総合センター)に出場しました。
本校からは男子部員1名、女子部員3名がそれぞれ初日の個人形・個人組手に出場しました。
部長コメント
まず個人形について。全員1回戦を突破することはできませんでしたが、前回よりも一つ一つの動きのキレと極めを意識しながら演武することができました。また、ミスが出やすい演武の後半まで集中を保ち、最後の礼までやりきることができたと思います。しかし、騎馬立ちが連続するところ※で、だんだんと足が緩んでしまったり、ふらつきがあったりしたので、下半身の安定をより意識して練習していきたいです。
次に組手について。全員に共通して相手への攻め方に工夫が足りませんでした。技が単体で終わってしまう、または二本目、三本目を打つときに体制が崩れてしまう、上段の蹴り技に対して無防備になってしまうなど、様々な課題が見つかりました。
部員それぞれの課題に向き合い、自分達の試合の動画を見返しながら、次の審査会や大会に繋げていきたいと思います。
※ 大会で演武した指定形「慈恩」は、前屈立ち,後屈立ち,騎馬立ちといった松濤館流の基本的な立ち方の正確性、連続技のキレや力強さが求められる形です。途中、騎馬立ちが連続する挙動があります。
顧問より
部長はインターハイ県予選会ぶりの試合、女子部員3名はこの新人大会がデビュー戦となりました。
結果はほろ苦いものになってしまいましたが、敗北から学ぶことはたくさんあります。大会の1週間後には級位審査会が控えています。もう一度基本の「き」の字から見直し、審査会では新人大会で出し切れなかった日頃の稽古の成果を出し惜しみなく発揮してくれることを期待しています。
【空手道部】第1回 級位審査会
8月10日(土)に開催された第1回 級位審査会(会場:大宮開成高校)に参加しました。
無級の1年生部員4名が受審し、全員が5級に合格しました!
【部員コメント】
級位審査はその場基本から始まりました。突きは腰を切ること、切り戻すことを意識して力強く突くことができました。前蹴りは踵を床から離してしまう癖は直せたものの、中段よりも高く蹴ってしまう癖が出てしまったので、そこは反省点です。その場受けでは引き手の甘さ、極めが甘さを痛感しました。0から100へ、100から0への力の緩急を意識して稽古していきたいです。
基本形(平安初段)は、日頃の稽古の成果を十分に発揮できたと思います。しかし、審査の前に行われた基本形講習会で指摘された手刀受けの改善点を修正しきれなかったので、今後の稽古で直していきたいです。また、先生方から「少し我流になってしまっている」とご指摘いただきました。正しい形を演武することを改めて意識していきたいです。
約束組手は相手との間合いが少し遠くなってしまい、しっかり突ききれなかったり、前蹴りをするときにうまく足を引き付けられなかったりと、課題が多かったです。約束組手は目の前に相手がいることを意識しすぎてしまい、立ち方や突き方、蹴り方が崩れてしまいがちです。日々のその場基本、移動基本をしっかりやることの大切さを感じました。
審査全体を通して、一番の課題だった「軸足の踵を床から浮かさない」ことを克服できたことが最大の収穫です。また、目付けや残心など、細かいところも意識することができ、夏休みの前半に取り組んできたことをすべて出し切れたと感じられる内容でした。今回の級位審査で部員全員が無級から5級に昇級できた喜びもありますが、今後の級位審査・段位試験に向けてより一層、質の高い稽古を積み重ねていくべく、気が引き締まる思いです。
【顧問より】
4月に入部した1年生部員4名のうち2名は経験者(他流派など)ですが、全空連の公認級位は持っていなかったため全員が無級、白帯からスタートしました。
級位審査は初級(5~8級)と上級(1~4級)に分かれて受審します。その場基本、基本形、約束組手の3項目で審査され、空手道の基礎・基本が身についているかが試されます。派手さよりもいかに基本に忠実であるかが重要です。全員が初級の上限である5級に合格でき、これまでの地道な稽古が実を結びました。これで次回の級位審査からは上級に挑戦することができます。
上級の審査は指定形(松濤館流の場合は第一指定形の慈恩・観空大、第二指定形の燕飛・観空小からどれか1つ)と自由組手の2項目です。形の難度が上がり、組手もより実戦的なものになります。5級に合格したとは言え、3級以上の茶帯、初段以上の黒帯への道のりはまだまだこれからです。部員のコメントにもある通り、武道は稽古の積み重ねなくして上達はありません。空手道を楽しみつつも真剣に、また次の目標に向かって稽古に励んでもらいたいと思います。
【中学生の皆さんへ】
「小さい頃に習い事として空手をやっていたけど、高校でまた始めたい」
「地元の道場に通いながら放課後は空手道部で稽古したい」
「フルコンタクト空手をやっていたけど、伝統空手にも挑戦したい」
「空手経験ゼロだけど、高校から始めてみたい」 などなど
いろいろなケースがあると思います。本校の空手道部は松濤館流ですが、他流派でもまったく問題ありません。高体連の試合は所属校の流派によらず参加可能です。もちろん、初心者も大歓迎です。入学後、ぜひ部員や顧問にご相談ください。
【空手道部】インターハイ県予選会
6月14日(金)、6月15日(土)に開催された全国高等学校総合体育大会空手道競技 埼玉県予選会(会場:深谷市総合体育館)に出場しました。
本校からは男子部員2名、女子部員1名がそれぞれ初日の個人形・個人組手に出場しました。
【男子部員 Tさん(3年生)】
男子個人形 予選Aブロック敗退
予選 観空大(カンクウダイ)
男子個人組手
1回戦(負) 0-4 立教新座高校
選手コメント
高校最後の試合、いわゆる引退試合でした。結果は形も組手も初戦敗退でした。しかし、高校3年間の集大成とも呼べる満足のいく内容でした。
今後は受験勉強に本腰を入れて取り組む予定ですが、ときどき勉強の気分転換も兼ねて練習に参加し、後輩の指導をしたいと考えております。
【女子部員 Sさん(3年生)】
女子個人形 予選Cブロック敗退
予選 慈恩(ジオン)
女子個人組手
1回戦(負) 0-8 栄北高校
選手コメント
形については、方向転換後の立ち方が甘かったり、肘の角度を90度にするという基本的なことが疎かになりがちだったと思います。しかし、前回の大きなミスであったふらつきなども無く、安定した演武ができました。また力強さを少しずつ表現できるようになり、日頃の練習の成果を発揮することができたと思います。
組手については、相手の攻撃を避けきれなかったことが1番良くなかった点だと思います。突きを受けたり、体を後ろに引くのが浅くなってしまっていました。また、相手の強さに圧倒されてしまい、積極的な攻撃ができませんでした。一方で、上段だけでなく中段への攻撃をしたり、一本調子な組手にならずに済んだことが良かった点だと思います。引退試合の今回、格上の相手と試合ができて悔しさだけでなく楽しさも感じることができました。
【男子部員 Rさん(1年生)】
男子個人形 予選Cブロック敗退
予選 慈恩(ジオン)
男子個人組手
1回戦(負) 0-5 川越南高校
選手コメント
個人形は、いまの自分の実力で演武することができましたが、ふらつきが多く体勢が安定していなかったり技にメリハリがなかったりしました。他校の上手い選手たちの演武を間近に見て、メリハリの付け方や気合いの出し方、表情のつくりかたなど、刺激になることがたくさんありました。次の大会に向けて、一つ一つの動作を意識しながら稽古していきたいです。
個人組手は、序盤でポイントが取れず、逆に相手選手にポイントを先取されてからは防戦一方になってしまい、ペースが乱れてしまいました。試合後に振り返ると、自分の技は残心が甘かったり、手と足がバラバラになっていたりしました。そのため、これからの稽古では突きと踏み込みの一致性や、引き手のスピードを速くすることなどを意識して、次の大会でポイントが取れるように、そして勝てるように努力していきたいです。
【顧問より】
まず、3年生部員が病気や怪我で欠場することなく、無事に引退試合のタタミに立てたことを嬉しく思います(空手道競技では試合のコートのことをタタミと表現します)。本校は空手道の強豪校ではありません。勝つことよりも負けることの方が多いです。今大会でも結果こそ予選敗退・1回戦負けですが、一生懸命に汗を流してきた成果として、たとえ負けという結果であっても「結果」を残すことができたこと。そして、それをきちんと受け止めてタタミを去ることができたこと。ぜひ胸を張って欲しいと思います。
1年生は競技経験のある1名が出場しました。他の1年生3名も選手ではないものの、選手のサポート役として大会に参加し、高校の空手道競技を間近に見て、大いに刺激を受けたようです。3年生が競技から引退し、2年生部員のいない本校空手道部の今後は、1年生部員が文字通り「主役」となって活動してまいります。4月からの短い期間とはいえ、3年生の背中を見てきました。やるべきことは分かっているはずです。これからも日々の稽古を一生懸命に励み、空手道の面白さ・奥深さを味わいながら成長していく部員たちの姿を見守りたいと思います。
【空手道部】関東大会県予選会
4月20日(土)、4月21日(日)に開催された関東高等学校空手道大会 埼玉県予選会(会場:深谷市総合体育館)に出場しました。
本校からは男子部員1名、女子部員1名がそれぞれ初日の個人形・個人組手に出場しました。
男子個人形 予選Dブロック敗退
予選 観空大(カンクウダイ)
男子個人組手
1回戦(負) 0-4 花咲徳栄高校
選手コメント
形は下半身の安定を欠いてしまい、あまり満足のいくものではありませんでした。原因が練習不足にあることは自覚していますが、その中で自分のベストを出せたことはプラスにとらえたいです。インターハイ予選に向けてもっと足腰の筋力をつけ、安定感のある形を打てるようにします。
組手も初戦敗退という結果ですが、強豪校の選手を相手に4ポイントに抑えることができただけでなく、中段蹴りをからめた攻めにも転じることができました。内容的には良かったと思います。しかし、ポイントを取らないことにはどうにもなりません。インターハイ予選にむけて得点力をつけられるような練習をしていきます。
女子個人形 予選Cブロック敗退
予選 慈恩(ジオン)
女子個人組手
1回戦(負) 3-7 西武学園文理高校
選手コメント
形は目標である20点台を達成し、少しずつですが着実な成長を実感することができました。ただ、力強さを意識できた一方、ふらつきや腰の高さなど、基本の立ち方を再度確認する必要があると強く感じました。
組手は、自分から積極的に攻撃して先取ポイントを含めた計3ポイント取れたことが良かった点だと思いました。しかし、自分よりも身長の高い相手に対して中段への攻撃があまりできず、コートを広く使って試合をすることができませんでした。次の大会に向けて、中段突き,フットワーク,悟られにくい攻撃の強化を課題に練習していきたいです。
顧問より
男子の個人形は、顧問の贔屓目と言ってしまえばそれまでですが、実際の出来栄えに対して得点は伸び悩んだように思います。とはいえ、本人の言うとおり演武中のわずかなふらつき等、課題があったことも確かです。個人組手は、強豪校の相手選手に臆することなく、試合終了のブザーまで攻めの姿勢を貫けたことは次戦に向けて自信になるはずです。
女子の個人形は、いまの出せる実力をしっかり出せたように思います。試合の2日前、外部指導者の小嶋健先生から演武中の腰の高さ(ほんの数cm高い)を指摘されたばかりでした。 小さなことのようで、見栄えや安定感に差が出ます。本人も次戦に向けた課題として自覚しているようです。個人組手は劇的な成長を感じました。これまでにない積極性でポイントを先取できました。高校でゼロから空手道をはじめ、ここまで成長したことを心から嬉しく思います。
両選手とも次戦のインターハイ県予選が高校生活最後の挑戦です。万全の状態で3年間の成果をぶつけられることを願っています。
【 ご報告 】
令和6年度、新たに4名の1年生が空手道部の仲間に加わりました!昨年度は新入部員ゼロという状況でしたが、その苦境にもめげず、日々の稽古と新入生への声掛けを続けた3年生の想いが報われ、顧問も感慨深いです。保護者の皆様、OB・OGをはじめとした関係者の皆様、今後とも大宮高校空手道部の活動を応援していただければ幸いです。
【空手道部】選抜大会
1月27日(土)に開催された埼玉県高等学校空手道選抜大会(会場:埼玉県立武道館)に出場しました。
本校からは男子部員1名が 個人組手 に出場しました。
男子個人組手
1回戦(負) 1-3 栄北高校
選手コメント
とにかく悔しい! 事前の想定に比べて『絶対に勝てない』というほどの差はなく、やりようによっては勝つこともできたのではないかと思える内容でした。偶然の接触で反則になってしまいましたが、中段蹴りのキレに自信をもつことができました。課題としては、引き続きメンホー(頭部プロテクター)をつけたときの距離感です。微妙な距離感のズレで上段突きに自信がもてていないのが現状です。思い切って上段を突けるようになると蹴り技を活かせるようになるので、春の関東大会予選に向けて克服していきたいです。
顧問より
事前情報から、実力的には相手選手の方が一枚上手ということは分かっていました。ポイントを先取されるも、積極的に攻めてすぐにポイントを取り返した序盤戦。プレッシャーをかけて相手を場外に追いやるなど、果敢な攻めを見せた中盤戦。途中、右の中段蹴りがダッキングした相手の頭部にあたってしまうアクシデントで反則を取られたことから流れが変わってしまったように思います。最終的に押し切られてしまいましたが、そこは相手選手の巧みな攻めを称えるほかないでしょう。膠着した展開や、自分に流れが来ている展開できっちりポイントを取り切る「決定力」がつけば、春の関東大会予選は期待できるのではないでしょうか。
おまけ
選抜大会前、外部指導者としてお招きしている小嶋健先生より、組手における蹴り技のポイントについてご指導いただきました! 顧問から見ても、部員たちの動きが1段階上のレベルに成長したように思います(それを維持してさらに上達できるかは、これからの稽古次第)。
高校でも空手道を続けたい、高校でゼロから空手道を始めたい、どちらであっても質の高い指導を受けられる大宮高校の空手道部。令和6年度、大高生の仲間入りをする皆さんを、部員一同お待ちしております。
【空手道部】 新人大会
10月29日(日)、10月31日(火)に開催された埼玉県高等学校空手道新人大会(会場:埼玉県立武道館)に出場しました。
本校からは男子部員1名および女子部員1名が、大会初日の 個人形 および 個人組手 に出場しました。
男子個人形 予選Bブロック 3位通過(上位4名が準決勝に進出)、準決勝敗退
予選 観空大(カンクウダイ)
準決勝 五十四歩小(ゴジュウシホショウ)
男子個人組手(-55 kg級)
1回戦(勝) 6-0 西武学園文理高校
2回戦(勝) 1※-1 川越西高校 ※ポイント先取
3回戦(負) 2-3 杉戸高校
選手コメント
「(個人形の)予選ブロックは通過できたが、演武した観空大には修正すべきところがまだまだある。予選ブロック突破は嬉しいが、組み合わせに恵まれて準決勝に進めたと思って、今後も稽古に励みたい。準決勝で演武した五十四歩小は明らかに練習不足だった。日頃の積み重ねが必要だと痛感した。(個人組手について)メンホー有りのルールにも慣れ、以前よりもイメージ通りの動きができるようになってきた。3回戦はポイントで先行していながら、不用意な蹴り技から逆転を許してしまった。思い出すだけでも悔しい。これをバネにして、体力や敏捷性、技のキレを磨いていきたい。」
女子個人形 予選Cブロック敗退
予選 慈恩(ジオン)
女子個人組手(-48 kg級)
1回戦(負) 0-5 松山女子高校
選手コメント
「(個人形の)慈恩は練習の成果が出て、以前よりもスピードや力強さを表現できるようになった。ただ、試合本番の雰囲気で平常心が保てず、焦りから細かいミスがいくつかあった。演武中のリズムや、全体的な正確性など、改善点はたくさんある。(個人組手は)点差こそついてしまったが、自分から積極的に攻めることができた。突きだけでなく、蹴り技も織り交ぜたコンビネーションも出せたので、今後の大会ではポイントをしっかり取って勝ちを狙えるようになりたい。そのためにも、攻撃を単発で終わらせず、連続技で相手を崩すような戦術も必要だと思う。」
顧問より
修学旅行前日という厳しい日程にもかかわらず、「いま」できることを出し切れた大会だったように思います。この新人大会を経て、二人には「次」への課題も明確に見えているようです。試合をすれば勝つことも負けることもありますが、空手道を通じて自分自身と向き合い、研鑽を重ねることが最も大切です。次戦は来年1月27日(土)に予定されている県選抜大会です。応援よろしくお願いします。
ご報告
大宮高校入学後、文字通りゼロから空手道を始めた女子部員のSさん(写真左側、氏名と素顔は本人の希望で非公表)。今夏(8月)の段位審査会で初段に合格しました!日頃の地道な努力が実を結びました。おめでとうございます。黒帯、よく似合っています!
(新人大会の会場、埼玉県立武道館にて)