部活動日誌(R2.2~ )

カテゴリ:山岳部

【山岳部】3月の卒業山行 三ツ峠山 雨上がりのご褒美

山岳部は3月下旬に三ツ峠山(山梨県)で卒業山行を行いました。

 

東京では桜の開花が発表されましたが、三ツ峠山の山頂には春の雪が残っていました。

夜明けの雲海が神秘的。卒業山行が思い出深いものになりました。

続きもご覧ください。

 

 

 

初日はあいにくの雨。しかし、徐々に弱くなってきました。

卒業生は9か月ぶりの登山。こんな天気でも絵顔。

標高が上がると、あたりは雪に変わってきました。

 

今日は三つ峠山荘さんに宿泊します。玄関は登山靴がずらり。案外カラフルですね。

そして、雨具を干せるというのは、テントとは違うありがたさ。これを新生画伯が一枚。

 

この小屋では犬を飼っています。とてもおとなしい。

1年前に卒業した元祖画伯は犬を描いてくれました。

  

ストーブもありがたい。

この小屋の大部屋ではボルダリングを楽しむこともできました。

 

夕食まで時間はたっぷり。カードゲームなどで思い思いに過ごします。

 

お待ちかねの時間。1年前の卒業生も参加してくれて、30人の賑やかな夕食です。

 

 山梨名物の「ほうとう」はおかわり自由! こころもからだも温まります。

 

  

卒業セレモニーです。在校生、卒業生が思いを語り、謝罪あり、尊敬あり、感謝あり、笑いあり、涙あり。

素敵な仲間と山を登れたことに、みんなで感謝しました。

 

翌朝、雨は上がり、間近に雄大な富士が姿を現しました。三ツ峠山荘に泊まる理由はこれを見るためです。

ほどなく、屏風岩の端から朝日が昇ってきました。

 

富士山をひとつまみしたら、小屋に戻って朝食です。おかわりして、今日の登山に備えましょう。

  

山頂まではごくわずか。遠くに南アルプスを望みます。山頂到着。

 

昨日と違って晴天に恵まれました。ついつい長居してしまいます。

 

三ツ峠から北へ縦走。雪解けが進み、みんなですってんころり。お尻が泥だらけになった部員も数知れず。

本社が丸が最後のピークになり、富士山は遠のいてきました。

まもなく終点の笹子駅。充実の卒業山行が終わりました。

 

【山岳部】2月の山行 庵滝 バレンタインはホワイトデー 

山岳部はバレンタインデーに奥日光の氷瀑「庵滝」(いおりだき)に行きました。

 

山頂を目的地としない山行はとても珍しい。フィールドが広がる気がします。

奥日光小田代原の奥に位置する庵滝は、近年とても人気のある氷瀑です。

凍結するのは1月下旬から2月とのこと。私たちはバレンタインデーに訪れました。

小田代原展望台からは初秋に登った太郎山(左端)を望むこともできました。 

 

スタートは東武日光駅。今日も日本人より外国人の方が多いようです。

バスで1時間。男体山を仰ぎ見る赤沼で体操をして出発。今日は暖かい一日になりそうです。

 

木橋を渡り、戦場ヶ原の縁へ進みます。

小田代原まで来ると、雪原の向こうに太郎山をはじめとする山々。

 

弓張峠から一般のルートを外れました。木の幹に巻かれた金網は、シカの食害対策です。

出発から2時間たらず。庵滝に到着。ここまで、滝から帰ってくる人たち100人くらいとすれ違いました。

果たして、庵滝はバッチリ凍結していました。写っている人から、滝の大きさを想像してください。

近年、奥多摩の百尋ノ滝、払沢の滝を訪れましたが、庵滝は別格です。

 

埼玉県の平野部ではお目にかかれない氷柱(つらら)。迫力があります。

*氷柱の真下には決して入ってはいけません。

 

滝の内側には、この段階でも水流が落ちていて、わずかに飛沫が散っていました。

なぜ、早々に滝から戻ってくる人が多いのか考えていたのですが、

どうやら、朝の早い時間は氷瀑に直射日光が当たるのが理由と思われます。

 

氷の裏側にも少しだけ入れます。部分的にガリガリ君の色に見えました。

 

 

おやつにバレンタインのチョコレート? (現役部員は全員男子生徒)

 

 

帰り道、広くて平坦な場所を見つけて、雪合戦に興じました。部員のリクエストです。

中には「こんなに本格的な雪合戦をしたのは初めて」という部員もいました。

彼らにとって、今日はバレンタインと言うよりは、雪まみれのホワイトデーですね。

 

気温が高く、風はなし。これ以上ない好条件。気がつけば一日、手袋をはめませんでした。

沢にぽっかり空いた穴に、一足早い春を感じます。よかったなあ、庵滝。

 

どなたかが作ったアヒルちゃんと雪だるまが「また来いよな」と語りかけているような気がしました。

 

次回は3月下旬、卒業生とともに山梨県の三ツ峠山に向かいます。

一年ぶりの山小屋泊まり。山頂付近の小屋から眺める富士山が楽しみです。

 

【山岳部】1月の山行 鹿岳(かなだけ)ゼロから始まる

山岳部は2026年最初の登山で西上州の鹿岳(かなだけ)に登りました。

 

上信電鉄のホームは高崎駅の0番線にあります。ゼロから始まる2026年

鹿岳は1015mしかありませんが、とても面白い山です。

 

普段乗らない路線に乗ることができるのも、山岳部の魅力です。

しかも、今日は始発駅から終着駅(下仁田)まで。

終点の二駅前「南蛇井」(なんじゃい)は、鉄道ファンには有名です。

 

大久保の登山口を出発。さあ、今年も元気に登りましょう。まずは四ツ又山へ。

小さな畑から薄暗い杉林、明るい落葉樹の森を抜け、稜線に出ました。

すると、鹿岳の岩峰が現れました。「こんなの登れるの!?」

 

今日最初のピーク、四ツ又山(899m)に到着。

文字通り四つのピークが連なります。いずれのピークにも石像や祠がまつられています。

御嶽(おんたけ)の信仰と関係があるようで、明治〇年と記された石碑も見つけました。

東には下仁田の盆地鏑川(かぶらがわ)の谷とそれに続く関東平野が広がっていました。

 

四ツ又山を過ぎるといよいよ鹿岳の岩峰が大きく迫ってきました。

手前のピーク(一ノ岳)の岩壁基部からは、東面をトラバース(横断)します。

 

今日の核心部の一つです。

今はロープも張ってありますが、編者が登った高校生の時には道がありませんでした。

小雪の舞う中、一ノ岳(986m)に到着。背後に怪しい雪雲が写っています。

強い冬型で風もビュービュー

 

山頂の一段下にある南のテラスからは遮るものない景色。鹿岳最高です。

 

テラスから見たニノ岳(1015m)。次はここへ。道は向かって右側にあります。

長い木製の梯子を登ると、その先に鎖場の核心部。

余裕がなかったのか、その部分の写真がありません。

 

ニノ岳山頂手前から一ノ岳(右手前)と四ツ又山(左手やや奧)を見おろしました。

「よくぞ、あれに登れたもんだね。」

ニノ岳山頂からは北に妙義山の連なりを見ることができました。怖ろしいほどギザギザ

 

無事、下高原の集落に下山しました。まだ、パラパラと小雪が落ちてきます。

今日は風が強く、気温も低く、スリルもありました。

暖かい電車に乗り込むと、ほっとします。うつらうつら。

次回は近年、人気があるという奧日光の氷瀑「庵滝」を目指します。

今年も山岳部の活動をご覧ください。

【山岳部】12月の山行 毛無山(静岡県) 星降るキャンプ場

山岳部は2025年の年末、静岡県天子山塊の毛無山(1964m)に登りました。

 

富士山の近くには複数の「毛無山」が存在しますが、こちらは静岡県富士宮市の毛無山

「日本二百名山」のひとつで、至近距離で富士山を望む好展望台として知られています。

ふもとっぱらキャンプ場は実に広大。こんなに広いキャンプ場は初めてです。

炊事場にはネコが一匹。ネコは寒いの苦手じゃないのかな?(気温2℃)

  

 

山岳部で静岡県に来るのは大変に珍しいこと。ここはJR東海です。

富士宮駅で1年生が名物「富士宮焼きそば」を入手。一人だけずるい!!

 

テント設営中が一番吹雪いていました。雪がやむと、明日登る毛無山が出現。

さて、ここで問題です。テーブルから伸びている白い帯状のものは何でしょうか?

 

この日の夕食はトマトリゾットとクリスマスケーキ。ケーキにはお金をかけました。

さて、先ほどの問題の答えは「凍結したトイレットペーパー」でした。

10分で板状になりました。

 

キャンプ場の施設にあった大きなガラスに富士山が映り込んでいました。

夜、テントの明かりと星空の間に富士山が浮かび上がります。これは明日も楽しみだ。

 

翌朝は夜明け前に出発。背後に富士山が見えました。山頂が楽しみですが、毛無山へはとにかく急登です。

 

2段になって落下する不動の滝は高さがあります。

さあ、急登のあとに山頂。背後に大きな富士山は...見えない

空は曇り、小雪が舞い、気温はー7℃

富士山の見えない毛無山って、来た意味があるのか?

 

そういうわけで登山中の写真はほとんどなし。目標を「下部温泉での入浴」に切り替えました。

湯之奧集落の「門西家住宅」は、かつて金山を管理していたお宅だとか。(重要文化財)

登りは静岡県、下りは山梨県、つまり甲斐国の金山です。

アスファルト道路を歩くこと9km。これがかなり足にきます。

 

下部温泉駅前の日帰り温泉施設に到着。

足湯だけなら無料ですが、電車の時間が迫っており、浸かることができたのは3人だけ

電車を乗り過ごすと次は2時間後なので、諦めです。

「はだかじま」という隣の駅名が気になります。

まさか「裸島」!? どんな島?

調べてみたら「波高島」でした。失礼しました。

15:58下部温泉発甲府行き JR東海の身延線がやってきました。

一日しか歩かなかったのに、大変な山行でした。

2025年はこれでおしまい

新年は西上州の岩峰、鹿岳(かなだけ)からスタートします。

 

 

【山岳部】11月の山行 日向山 山上のビーチ

山岳部は11月の中旬に南アルプス前衛の日向山に登りました。

  

標高1660mの日向山は南アルプス北部の甲斐駒ヶ岳北方に位置する前衛峰です。

「ビーチ」に例えられる山頂部が人気となり、近年は訪れる人が多いとのこと。

埼玉県民の日を選んで登りました。紅葉も最盛期を迎えていました。

 

甲斐大和駅にて、私たちを乗せた各駅停車を追い抜いていく特急あずさ号。

初めて降り立つ日野春駅。

 

駅の跨線橋からは迫力ある甲斐駒ヶ岳が間近に望めました。

日向山の山頂付近は穏やかで明るい散歩道。

 

この先に...「山上のビーチ」雁ヶ原

 

八ヶ岳に向かって万歳! 今日の展望は最高です。青空もまぶしい。

 

視線の先には甲斐駒ヶ岳。斜面に写る影を楽しみます。

 

南側の岩峰は爽快そのもの。 山頂では予餞会の動画撮影も行いました。

 

餃子にホットサンド。山頂ではついつい90分もの大休止となりました。

 

駅に戻る途中、タクシーの運転手さんに、道の駅に寄っていただきました。

山梨県らしいお土産を購入。充実の日帰り登山ができました。

12月は富士山の西方、静岡県の二百名山、毛無山に登ります。

【山岳部】10月の山行 太郎山 小さい秋

山岳部は9月末に奧日光の太郎山(2368m)に登りました。

 

太郎山は日本三百名山の一つ。有名な男体山の奧に位置します。

静かな山歩きを楽しむには適した山です。

猛暑の続いた夏がようやく過ぎ去りました。山に秋は訪れているのでしょうか?

 

今回の集合場所は東武アーバンパークライン七里駅。

貸切バスで移動するため、岩槻IC最寄り駅としました。

渋滞なく奧日光へ。戦場ヶ原付近からは車窓から太郎山を見つけることができました。

 

山王峠の登山口から背丈ほどの笹藪。これがしばらく続きます。

それでも道はしっかりしており、朝露もなく、歩きやすい道でした。

 

山王帽子山付近は展望がよく、日光白根山・皇海山(すかい)・男体山と百名山がくっきり。

 

山王帽子山からの下りは明るい笹原。周囲の木々の葉が少しだけ色づいていました。

 

赤い実のなっている木もありました。小さい秋、発見。

次に登り着いた小太郎山も素晴らしい展望。中禅寺湖を見おろすことができました。

 

小太郎山から望んだ女峰山・小真名子山・大真名子山。太郎山、男体山とあわせて奧日光ファミリー。

そして目指す太郎山の頂まであと少し。

 

ここからが今日の核心部。少しばかり緊張する岩稜です。

その先、立ち枯れの斜面を通り過ぎると太郎山到着。

 

山頂の祠に信仰登山の名残を感じられます。

遠くには6月に登った尾瀬の燧ヶ岳。だいぶ雲が出てきました。

 

太郎山山頂では、2人の部員が日頃の思いを大声で叫びました。

*他の登山者の迷惑とならぬよう、山頂には本校関係者しかいないことを確認しております。

 

予定よりもかなり早く登頂できたので、1時間近く休憩しました。

2年生はチョコレートフォンデュ作り。

1年生は集まって何をしているのかと思ったら...スマホゲーム!

 

太郎山、いい山でしたね。

 

次回は11月中旬に、南アルプス前衛峰の日向山に登ります。

「天空のビーチ」などともいわれる花崗岩の日向山。甲斐駒ヶ岳や八ヶ岳の展望も楽しみです。

 

【山岳部】9月の山行 星空と稲妻

山岳部は9月の上旬に奥秩父の瑞牆山に登りました。

「みずがきやま」は花崗岩からなる白く美しい岩峰の集まりです。

 

普段のテント泊では早寝が基本ですが、今回はゆっくりと星空を鑑賞しました。

 

今回の瑞牆山は、元々1年前に計画していた山でしたが、延期に次ぐ延期となっていました。

楽しみにしていた3年生が同行できなかったことは残念です。

 

みずがき山自然公園のキャンプ場は素晴らしいロケーション。キャンプ場からの眺めがこれ。

広大で平坦な草地のテントサイトは快適そのもの。

計画では、初日がテント泊のみ、2日目に登山としていましたが、明日の天気が下り坂とのこと。

初日のうちに登ってしまうことに変更しました。出発は11時半と、かなり遅め。

 

9月とは言え、今年は異常な猛暑。沢沿いの道を選んで、清涼感を楽しむことにしました。

 

ときどき現れる地元、増富中学校が設置した看板。

昭和59年、63年と書いてあるので、設置した方々はもう50歳過ぎですかね。

 

不動滝に到着。水量はわずかですが、滝壺には甌穴のようにまあるい穴が開いています。

そして山頂。時間帯が遅かったので、気づけば大宮高校で独占状態に。

天気は安定していて、抜けるような青空。

 

迫力のヤスリ岩を見おろしたり、富士山をバックにくつろいだり。

 

とにかく爽快な山頂です。*安全には十分、注意を払っています。

 

西には2週間前に登ったばかりの八ヶ岳連峰がはっきりと見えました。

キャンプ場に戻ってきたのは夕方の5時。

米の料理よりも時間のかからない「ほうとう」が今日の夕食です。ここ山梨県の名物でもありますし。

味は最高。リピート希望のメニューになりました。

 

食後、北から北東の空、積乱雲の中で稲妻が光りました。これはなかなか見られない。

雨雲レーダーによると40kmほど離れた軽井沢から高崎あたりのようです。

一方、頭上には無数のお星様。夏の大三角形、北斗七星、天の川、流れ星...。

夏なので、夜でも寒くはなく(15℃くらい)、長時間、鑑賞することができました。  

天文部を兼ねている部員がいるので、ガイド役もいます。

 

翌日は埼玉に帰るだけ。少しのんびりと朝ご飯です。

一手間かけることができたので、ハムにチーズを挟んで、焼きました。

加えて卵雑炊にしらすをふりかけます。うーん、おいしい。

次回は、9月下旬に、10月の山行として、奧日光の太郎山に登ります。

太郎山も延び延びになっている懸案の山です。瑞牆山同様、好天に恵まれますように。

 

 

 

 

 

山岳部 8月の山行

山岳部は8月中旬に八ヶ岳連峰の赤岳に登りました。

 

八ヶ岳連峰の最高峰 赤岳(2899m) 険しい登りの先に大展望を得ました。

今回は様々な昆虫、小動物、高山植物との出会いがありました。こちらはコエゾゼミ

ついには「妖怪」との出会いも! その正体は続きでご覧ください。

 

 

美濃戸口から南沢を遡ると夏空の下に険しい稜線が見えてきました。

行者小屋は横岳の岩壁を仰ぐ絶好のロケーション。小屋にたなびく布はチベット仏教のタルチョー風。

 

「山なめんなよ。」「はい。なめてません。」

夕食準備中に現れたのは、どうやらヤマネ。部員になついて離れません。

 

ちなみに夕食は「ネギ塩豚丼」でした。おいしくて、量も十分。

翌朝は4:20出発。目覚めたときは天の川が見えていたものの、次第に雲がかかってしまい...。

地蔵尾根を登り切って出た稜線では、霧に巻かれ、強風。気温も10℃ほどで寒い。

 

少し登ると雲の上に出られました。諏訪側から野辺山側に雲が流れていきます。

稜線に立つ私たちの東に朝日、西に雲(霧)。この条件は...現れましたブロッケンの妖怪

中央やや右上に人の形が見えますか?周りには薄く虹色の輪が出ています。

ヨーロッパでは妖怪、日本では阿弥陀如来と表現されますが、実のところは撮影者本人です

 

希少な体験のすぐ後に赤岳山頂に到着。奥秩父・南アルプスなどを望むことができました。

山頂のコーヒーは別格。カップの先には富士山。

 

西側から仰ぐ赤岳の大きな塊。雲も美しい。

文三郎道の下りでは、再び霧の中に突入。岩場が続くので、スキルアップになります。

 

阿弥陀岳への登りは赤岳以上に急峻。

高山植物が励ましてくれます。高山植物の女王、コマクサ

 

ミヤマシャジンキバナノコマノツメ。様々な色が楽しめます。

 

阿弥陀岳に到着。背後には赤岳。この山頂からは諏訪湖を見おろすことができました。

行者小屋に戻り、テントを撤収。昨日来た道を美濃戸口へ帰ります。

周囲の苔が美しく、北八ヶ岳の雰囲気。

 

清冽な南沢の流れを幾度となく渡りながら、自分へのご褒美を目指して下山しました。

3年生が抜けて最初の山行は、無事に終了しました。

次回は、奥秩父の瑞牆山を目指します。悪天候で幾度となく延期されてきた瑞牆山。

今度こそ登れるでしょうか?

 

山岳部7月の夏合宿

山岳部は7月下旬に立山連峰で夏合宿を行いました。

 

立山連峰最高峰の大汝山(おおなんじ・3015m)に登頂。多くの部員が初の3000m越えを経験しました。

4泊5日の長期登山。最後は黒部ダムでゴールです。

第1日 大宮駅→北陸新幹線で長野駅→バスで扇沢→アルペンルートで室堂

 

北陸新幹線はくたか551号で大宮-長野間わずか70分。はやい!

昼前には黒部ダムに到着。ここが4日後のゴール地点。そして正面に目的地の一つ立山がそびえる。

電気バス、地下のケーブルカー、ロープウェー、更にバスを乗り継ぎ、室堂へ。

便利すぎる移動にはいささか抵抗があるものの、歩いて行くには、室堂はあまりに遠い。

雷鳥沢キャンプ場に向かう途中、噴煙を上げる地獄谷を通過。

初日は室堂ターミナルから雷鳥沢への下りだけという珍しい行程でした。

 

第2日 雷鳥沢→一ノ越→立山(雄山)→大汝山→富士ノ折立→真砂岳→黒部別山

→剱御前小屋→雷鳥沢

 

合宿中の起床は毎日3時。出発は4時半。今朝の気温は11℃。

雷鳥沢から室堂に戻り、立山へ出発。初の3000m登頂に向け、胸が高鳴ります。

昨冬の積雪が多かったため、雪渓を5回横断して一ノ越へ向かいます。

 

立山直下の急登は浮き石も多く、足下ばかり見て歩きますが、イワギキョウなどが疲れを癒やしてくれます。

午前7時台に立山(雄山)に到着。神社のある所が3003mです。

 

やったね。今日は天気も素晴らしい。遂に3000m峰に立ったぞ!

さらにその先、立山(大汝山・おおなんじ)の最高峰3015m

 

富士の折立からは「岩と雪の殿堂」剱岳 

 

2年男子はついつい格好つけてしまいます。 雪渓の最上部では雪合戦も。

 

真砂岳(まさご)から黒部別山(くろべべっさん)にかけての稜線は気持ちの良い縦走路。

 

この日は月に2度の荷揚げ日だそうで、夏雲をバックにヘリコプターが何度もやってきました。

昼過ぎには雷鳥沢に帰還。夕刻、立山連峰の背後に不思議な雲が現れました。

 

第3日 雷鳥沢→奧大日岳→雷鳥沢 午後はまったり7時間の自由時間

 

 

今日は中日3日目。200名山奧大日岳(2606m)の往復です。山は早朝から午前中が大事。

横から射す太陽光が山肌を美しく見せ、涼しいうちに行程を稼げるメリットがあります。

  

それにしてもあっけなく、奧大日岳に着きました。ここは剱岳がとても近い。

早速、画伯が1枚描いてくれました。

帰り道には希少な「ピンク色のチングルマ」を探しました。

ほとんどのチングルマは真っ白な花びらを付けるのですが、果たして,ありました!

雷鳥沢には8時半に戻ってしまい、夕食作りの4時半まで7時間半の自由時間となりました。

ここで夕食メニューの紹介です。

 

初日、やきそば。景色もおかずに。        二日目、高野豆腐を使った麻婆丼。

 

3日目、スパゲッティ。             4日目、フリーズドライ野菜たっぷりカレー。

 

こんな雰囲気で調理しています。番外編に山小屋の牛丼。欲望には勝てません。

自由時間を利用して、近くの山小屋でエネルギー補充と入浴も楽しみました。

 

トランプも飽きるまでやれます。

 

第4日 雷鳥沢→浄土山→龍王岳→ザラ峠→五色ヶ原

 

今朝の気温はこれまでで最低の10℃。浄土山に登ったら、雷鳥とご対面。ほぼ一日に一回会えました。

龍王岳(2872m)が今回の山行中、最高の展望。360°見渡す限り雲なし。

浅間山、八ヶ岳、南アルプスに富士山まで。

 

その龍王岳からは今日の目的地五色ヶ原の平らな台地がみえます。

左奥には一昨年登った笠ヶ岳。自分が登った山を目視で確認できるのはうれしいことです。

手前の崖は、地理の授業に出てくる常願寺川の源流にあたる立山カルデラ。

 

鬼岳東面のトラバース(横断)地点にある雪渓。今回の合宿中、最大の難所と考えていた場所です。

念のため軽アイゼンを持参し、1年生は雷鳥沢で予行練習も行いました。

結果的には軽アイゼンなしで、安全に通過。備えあれば憂いなしというところです。

ザラ峠からひと登りすると、急に平坦な台地に出ました。五色ヶ原です。

ここは秘密の花園といった雰囲気。コバイケイソウの群落を見つけました。

 

第5日 五色ヶ原→平乃小屋(黒部湖)→黒部ダム→扇沢→長野駅→大宮駅

 

大高体操 in 富山 最終日は朝の通過儀礼、大高体操をしてから出発。

5日目ともなると、山の中にいるのが自然な感じになり、今日で登山が終わるのが不思議に思えてきます。

朝一番の光に咲き終わったチングルマの綿毛が光を放ちます。夜明けの時間の山はやっぱり神秘的。

 

針ノ木岳の東に日が昇りました。さあ、下りよう。黒部湖まで標高差1000mの下り。

その後は、黒部湖の左岸を5kmあまり。水平ではなく、アップダウンの連続だ。

実は最終日の行程が一番長い。このコースを選ぶ高校山岳部はほとんどないと思う。

 

黒部湖沿いの道では何度か木の橋で枝沢を渡る。立派な吊り橋(かんぱ谷橋)まで下りてきた3年生。

 

黒部ダムが見えた! 5日間、よく歩きました。

全部員、顧問が一列に並んでねぎらいの握手。最後は3年生の部長にありがとう。

 

  

 

 

山岳部7月の山行

山岳部は7月中旬に谷川岳に登りました。

 

上越線土合駅。地下鉄以外でも、トンネルの中にある駅はいくつかありますが、ここは別格。

山頂では少し雲が出ましたが、この日の天気は素晴らしいものでした。

是非ご覧ください。

 

谷川岳の登山は上越線の下りホームからスタート。486段の階段を上って改札口に到ります。

 

駅から歩いて数分の「土合山の家」キャンプ場にて出発準備。大高体操 in 群馬県みなかみ町。

今日は一ノ倉沢の岩壁鑑賞会のみのゆるい行程。山頂付近は雲の中でしたが、迫力十分。

 

北アルプスにいるような迫力の一枚が描けました。

 

明日登る谷川岳の山頂は薄い雲の中。明日の好天に期待しましょう。

キャンプ場への帰り道、谷川岳で遭難した人たちの慰霊碑に手を合わせ、

ご冥福を祈るとともに、自分たちの登山の安全を祈願しました。

 

キャンプ場に戻って、テントの設営。3年生女子は息が合って、建てるのが早い。

夕食は彩り豊かなスパゲッティ。味も最高でした。

 

翌日は午前3:40出発。西黒尾根の樹林帯では深い霧に包まれ、若干の雨も感じられる嫌ーな天気。

ところが、岩場に出るあたりでにわかに好転。雲海から抜け出すと、感動的な景色が迎えてくれました。

爽快な岩場が続き、元気がよみがえります。

 

ここには仙人が住んでいるんじゃないか? そんな景色です。

 

足下ではユリやニッコウキスゲが目を楽しませてくれます。

 

谷川岳の双耳峰(二つの耳が並んだような山)が近づくと、急登も終わります。

 

谷川岳の最高地点オキの耳(1977m)。標高の割に高度感のある山です。

上越国境に位置する谷川岳、カメラマンは群馬県、写っているみんなは新潟県かな。

尾瀬の至仏山や上州武尊山、苗場山や巻機山の展望を楽しんだら、混雑する前に下山しましょう。

 

肩ノ小屋周辺に広がる一面の笹原が気持ちいい。

下山には田尻尾根を選びました。頭の上をロープウェーが通り過ぎていきます。

でも、私たちは自分の足で下ります。

再び通りかかった慰霊碑に無事下山できたことを報告して、土合駅に向かいました。

なお、上り線ホームは地上です。

 

次は、いよいよ夏合宿。目的地は立山・奧大日岳・五色ヶ原です。

4泊5日の長い行程ですが、元気に行って参ります。