理数科日誌
科学の甲子園埼玉県大会 優勝・準優勝
11月18日(土)に行われた「科学の甲子園埼玉県大会」に本校理数科の2年生を中心とした2チームが出場し、それぞれが優勝と準優勝をしました。優勝したチームは埼玉県代表として、令和6年3月15日(金)~18日(月)に茨城県つくば市の「つくば国際会議場」および「つくばカピオ」で開催予定の「科学の甲子園 全国大会」に出場します。
【理数科日誌】県庁オープンデー
11月14日(火)の県民の日に、県庁舎等を開放する県庁オープンデーに、本校生徒がアシスタントとして参加しました。
東洋大学食環境科学部食環境科学科の露久保先生の指導のもと、化学反応を利用したお菓子作りを行いました。
多くの来場者の皆様にお越しいただき盛況でした。本校生徒にとっても貴重な体験をさせていただきました。
【理数科日誌】最先端研究室訪問
11月2日(木)に1年理数科の40名が、茨城県つくば市にある高エネルギー加速器研究機構(KEK)を訪問しました。
毎年お世話になっているKEKですが、今年はタイミングが良く加速器のトンネル内部に入ることができたり、検出器を間近で見ることができたりしました。
【展示ホール】
展示ホールでは素粒子や加速器の仕組みなどについて、体験型の施設で学ぶことができました。
【筑波実験棟】
筑波実験棟ではメンテナンス中の検出器を見学し、検出器の仕組みについて学びました。
26の国や地域の旗が掲げられていて、国際的な研究機関であることが実感できました。
【富士KEKBトンネル】
ヘルメットをかぶり、電子や陽電子などを加速させるトンネルを見学しました。
非常にスケールが大きく、その迫力に圧倒されました。
【放射光実験施設】
放射光実験施設は加速器から生まれる放射光を利用してタンパク質の結晶構造解析をはじめとした、様々な研究を行うことができる施設です。
47もの実験ステーションがあり、国内外の研究者に共同利用の場として提供されているということで、その重要性が窺えます。
【霧箱制作と講義】
午後は霧箱作成を行い、その後素粒子や加速器に関する講義を受けました。霧箱の実験はドライアイスとエタノールがあれば家庭でもできる手頃な実験で、放射線が通った軌跡を観察することができます。放射線源を置かなくても自然にある放射線によって奇跡が観測でき、放射線を身近に感じることができました。
施設見学、実験、講義と非常に盛りだくさんの内容で充実した1日になりました。
お忙しい中、時間を割いて御指導くださいったKEKの皆様、ありがとうございました。
東京大学研究室訪問
8/3に東京大学大学院 農学生命科学研究科 齋藤継之教授の研究室を訪問しました。
齋藤教授からは生物資源やセルロースナノファイバーに関する講義をしていただきました。その後、実際の研究室を見学させていただき、セルロースナノファイバーを取り出す様子や、それを使った実験などを見せていただきました。現役の大学院生との懇談会では、研究室での生活や大学受験のときのお話などを聞くことができました。
大学や研究室の雰囲気、研究の様子を知ることで、生徒たちは大学生活がより一層楽しみになったようです。
理数科体験入学
8月1日(火)に令和5年度理数科体験入学を実施しました。
暑い中をお越しくださった中学生、また保護者の皆様、本当にありがとうございます。
体験授業〔数学〕
体験授業〔生物〕
体験授業〔化学〕
本校生徒との座談会
大学セミナーが開催されました
7/13(木)、東京大学大学院薬学研究科 北川大樹教授によるセミナーが開催されました。
受講者は理数科1年生と希望者を合わせた45名です。
研究室での生活、博士課程について、博士号を取った後のことなど、アカデミアでの生活の話をはじめとして、北川教授の研究分野である生命科学に関して、相分離による細胞内区画化やAIを利用したタンパク質の研究など、最新の研究についてお話をしていただきました。外からはなかなか知ることができない研究者のリアルな話を聞くことができ、生徒もとても興味を持ったようで、質疑応答では非常に多くの質問が出ました。「レベルの高い集団に自分の身を置くことが自身の成長につながる」、という教授のお言葉は、高いレベルを目指す生徒たちにとって、とても大きな刺激になりました。
お忙しい中、貴重なお時間をいただき、大変ありがとうございました。
理数科進路懇談会
7月1日(土)放課後、三六会による理数科進路懇談会が行われました。
三六会は、大宮高校理数科の在校生と卒業生の交流を図るため、2010年に発足した組織です。
今回はこの春卒業した理数科30期生を中心に、12名の大学生が理数科3年生の相談に乗ってくれました。
【理数科日誌】2023年度 2年生理数科 理数探究開講式
昨年度までの「課題研究」が名前を変え、「理数探究」として新たにスタートしました。
開講式では、校長先生の話を聞き、研究の進め方について各担当の先生からレクチャーを受けました。
開講式を終え、生徒たちはそれぞれ選択した分野(数学、物理、化学、生物)に分かれ、研究テーマ決め、チーム分けなどを行いました。
今年はどのような研究が行われるのでしょうか、非常に楽しみです。
【理数科日誌】2年理数科課題研究 校内発表
2月16日(木)、理数科2年生が約1年間取り組んだ課題研究の発表会でした。
聴講者は、クラスメイト、理数科1年生、教職員です。発表時間の7分間、研究を始めたきっかけや目的、研究内容、得られた結果と課題・・と、パワーポイントを駆使しながら発表しました。(司会進行も2年生です)
仲間の研究を聞き、疑問に思ったことはどんどん質問します。発表者も質問を受け、しっかり考えて答えます。
理数科1年生は、来年度自分が研究したい科目をこの発表会の後に決定しますので、説明をじっくり聞き質疑も活発に行っていました。
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2月21日(火)、聴講者の評価で高得点を得た3つのテーマについて、研究した生徒達が表彰されました。
聴講した人が記入した評価カードを受け取り、率直な感想や厳しい意見も肯きながら読み、受け止める姿は成長した証です。大変だったけれど楽しかったと笑顔で話す顔つきは、昨年の春より凛々しく見えます。
この日をもって、理数科2年生の課題研究は終了です。この課題研究を通して得たものは、きっと今後に活かせるでしょう。皆さんよく頑張りました、お疲れ様でした!
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以下、本年度の研究テーマと総合順位(Ⅰ研究内容、Ⅱ発表、総合で評価)
領域 研究テーマ
数学 ① サイクロイド曲線の作成
② n 次関数 f(x)=x(x-1)(x-2)...(x-n+1)と接線
③ ドミノ倒しの最速条件 ←総合3位
④ 拡張版ハノイの塔の最小手数
物理 ① 回転する球が空気から受ける影響
② 粘度とミルククラウンの生成
③ 空気中から水中へと落下する物体の抗力係数の時間変化
④ 多重Y字振り子の軌道について
化学 ① テトラアンミン亜鉛(II)イオン生成に関するアンモニア濃度の閾値
② 柱状節理の形成の傾向
③ セルロースの糖化
生物 ① イチョウの剪定後の葉の変化について
② ハエトリソウの記憶継続時間と葉の状態との相関 ←総合2位
③ ナメクジの学習,記憶,行動 ←総合1位
【理数科日誌】理数科2年 集中実験講座
12月26-27日、理数科2年生は課題研究の集中実験講座でした。
授業での「課題研究」は長くても2時間くらいの研究時間ですが、この2日間は、時間をかけて実験に取り組むことができます。2月に実施する課題研究校内発表に向けて、最終的に必要な実験やデータ・写真などを集めて記録する、重要な期間となります。
形になりつつある研究に取り組む生徒の様子を、中間発表(11/12)以降の写真も含めてご紹介します。
【集中実験講座の開講式】
【物理】
【化学】
【生物】
【数学】
冬休みが終わると、研究要旨、ポスター、発表のためのパワーポイントを仕上げます。
1年間の研究成果がどのようにまとまるのか、楽しみです。